【ダブルツリーbyヒルトン京都駅】新ホテル誕生。注目は新幹線ビューのラウンジ

京都にまたひとつ新たなホテルが誕生しました。オープニングセレモニーとホテルの内覧会に参加した様子をお届けします。

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2024年3月29日に開業した「ダブルツリーbyヒルトン京都駅」は、ヒルトングループのアップスケールホテルです。京都駅から徒歩5分、それも大通り1本で辿り着ける好立地。全266の客室を有し、それなりのサイズであることが外観からも伺えます。

オープニングセレモニーではヒルトンの日本・韓国・ミクロネシア地区代表のジョセフ・カイララさんをはじめ、大和ハウスリアルティマネジメント 代表取締役社長の伊藤さん、京都市観光政策監の土橋さん、ホテル総支配人の脇田さんが登壇され、テープカットならぬ「縁つなぎ」の儀が行われました。

願いが叶うとされている結び方「叶結び」

こちらの京房ひもは歴史ある工房で職人によって手作りされています。テープを切る代わりに紐を繋げていく、伝統文化を用いた素敵なセレモニー。総支配人の脇田さんが「文化継承者が活躍できる場所にしたい」と語られていたのが印象的でした。

全16タイプの客室のなかから、今回は3タイプを見学させてもらいました。

「ツインエグゼクティブルーム」

こちらは「ツインエグゼクティブルーム」。33平米と十分な広さで、観光の後にほっとひと息つける空間です。ポイントに紫色を取り入れながらも、シックにまとめられたデザインが落ち着きます。ベッドはシモンズ社製とのこと。

個人的に刺さったのは、シャワーブースとトイレが分かれている独立型のバスルーム。自宅同様に使える水まわりは、もはやノンストレスなホテルステイの代名詞です。

窓から新幹線が眺められる部屋も
「キングエグゼクティブデラックスルーム」

続いて、44平米とさらに広くなった「キングエグゼクティブデラックスルーム」。スイートではないものの、ソファとテーブルでしっかりとリビングスペースが確保されています。

バスルームはさらにゆとりがあり、同ランクのホテルでは珍しいダブルシンク。水まわりの空間を贅沢にとっていますね。

最後に「ツインエグゼクティブ畳スイートルーム」をご紹介。こちらは靴を脱ぐジャパニーズスタイルなのですが、エントランスの素晴らしいこと!まるでラグジュアリーホテルのような佇まいです。

「ツインエグゼクティブ畳スイートルーム」

想像以上にしっかり和室で、どこか温泉街の宿にでも来たかのよう。そうは言っても床での生活に馴染めないゲストを考慮し、ダイニングテーブルとソファで快適性も両立させています。

寝具は敷布団ではなくベッドを採用。

もちろんダブルシンクです。浴室には大きな円形のバスタブがあり、入浴しながらテレビも楽しめます。

こちらで紹介した3部屋はすべて7〜9階にあたるエグゼクティブフロアで、ラウンジにアクセスができるカテゴリー。2〜6階のレギュラーフロアにはユニットバスのカジュアルな客室などもあり、幅広い価格帯の部屋が揃っています。各々の予算に合わせて選択できそうですね。

さて、エグゼクティブルームまたはスイートルーム限定でアクセスできる「エグゼクティブラウンジ」にやってきました。該当ルームのゲストは、チェックイン・チェックアウトもラウンジで行います。

こちらでは、朝食に加えてリフレッシュメント(軽食)がいただけます。オーバーツーリズムを抱えて混み合う京都の街で、カフェや喫茶店に入るのはひと苦労。休憩がてらホテルに戻り、こちらでゆっくりできるのは大きなアドバンテージだと感じます。

なにより、このビュー!絶え間なく行き交う新幹線をゆっくり眺められる一等席は、電車マニアの人にとってはたまらないのでは。あまりに次々とやってくるので「地下鉄より多いね(笑)」なんて盛り上がってしまいました。

「ハーベストキッチン」

1階の「ハーベストキッチン」は、131席の広々としたオールデイダイニング。朝食、ランチ、ディナーのすべてをこちらでカバーします。

シェフがハンバーガーのパテを調理中
「ダブルスマッシュバーガー」2,600円

ダブルツリーbyヒルトンのシグネチャーメニューをアレンジした「ダブルスマッシュバーガー」。ダブルツリーの名前にちなんで2枚づかいされたパテに、モッツァレラとチェダーのダブルチーズ。大食いさんも唸るボリューム感です。

スマッシュされたカリカリのパテは香ばしくもありながら、牛肉100パーセントだからこそ生み出せるジューシーさ。肉汁が溢れ、チーズはとろり。西京味噌マヨネーズがアクセントになった、ホテルクオリティの本格派バーガーです。

セットのポテトも美味しくて止まらない
「盆栽ティラミス」1,800円

メニューの中でも断トツでキャッチーなのが、こちらの「盆栽ティラミス」。ただそこに置いてあれば、食べ物だと気づくことはできない再現度の高さです。

やわらかな口溶けにうっとり。苦みをしっかりと感じられる京都産抹茶に、柚子の酸味が引き立ちます。

こちらは「ハーベストキッチン」が営業していない14:30〜17:30の時間帯も、ロビー横の「グローブラウンジ」でいただけるようです(1日10食限定)。

駅周辺の便利な立地がいい。ラグジュアリーホテルは高すぎて手が出ない。日中は観光に出ているからホテルで過ごす時間は少ない。でも、きれいな部屋に安心して泊まりたい。夜道が心配だから明るい道沿いがいい。「ダブルツリーbyヒルトン京都駅」は、そんな条件をまるっと受け止めてくれるバランスの良いホテルだと感じました。

世界で約680軒、日本では6軒展開されているダブルツリーbyヒルトンですが、そのうち2軒は京都にあります。近年、同グループのホテルが続々と京都に誕生し、2024年にはついに基幹ブランドである「ヒルトン京都」が開業する予定。さすが世界有数の観光地、恐るべしポテンシャル。まだまだホテルの開業ラッシュは止まることを知りません。

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