【MSCベリッシマ】0歳子連れクルーズ乗船記[2]終日航海日と、フォーマルナイト

0歳ベビー連れのMSCベリッシマ乗船記[2]

2026年5月、0歳7ヶ月の娘を連れて、MSCベリッシマ「ゴールデンウィークに航く!西日本と韓国クルーズ7日間」に乗船した。幼い娘と一緒で不安もあったが、準備や下調べを念入りに行うことで、とても快適に楽しく過ごすことができた。この記事では、6泊7日の洋上ステイと韓国・済州島での半日観光の様子を、タイムラインに沿って詳しく紹介する。

目次

(スポンサーリンク)

船上で初めて迎えた朝。まずは「マーケットプレイス・ビュッフェ」へ向かった。コンディションや気分に合わせて好きなものを選べるビュッフェは、同じ船内で何日も食事を重ねるクルーズ旅において、やはり欠かせない存在だと感じた。

和食コーナーも用意されており、品数もそれなりに充実している。イタリア船であるベリッシマ名物のピザは、朝食時間帯には並んでいなかった。朝・昼・夜でメニューも少しずつ異なるため、食べ比べてみるのもおもしろい。

一度部屋に戻り、娘の朝寝タイムに付き合う。

これは結果論なのだが、14階「海側バルコニー(視界不良)」の私たちの部屋は頭上を大きな屋根が覆っている。直射日光がバルコニーや室内に届かない造りが功をなして、カーテンを開けっぱなしにしていても、日中も頻繁に眠る娘の睡眠を快適に守ってくれた。

もちろん、日差しが燦々と差し込む明るい部屋を希望する人には勧めないが、私たちにとってはこれ以上ないほど相性のよい部屋だった。

赤ちゃん連れの旅は、とにかく洗濯物が多い。今回はトラベル用の簡易洗濯キットを持ち込み、娘が頻繁に使うものはこまめに洗っていた。クルーズ船の壁や天井にはマグネットが付くため、マグネットフックで洗濯紐やハンガーを吊るし、物干しスペースを作ることができる。

MSCボヤジャーズクラブのゴールド会員は、F1シミュレーターサーキットが無料で一回体験できる。夫が遊んでいる様子を横で見ていたが、想像以上に本格的なレース体験で楽しそうだった。

「ホライズン・プール」

天気もよいので、デッキに出てみることにした。

白く波打つ航跡の先には、左右にまっすぐ伸びる水平線。洋上で過ごしていることを実感する瞬間でもあった。

「アトモスフィア・プール」

この時間のデッキはとても落ち着いていて、読書をしたり、昼寝をしたりと、各々が思い思いに過ごしている。プログラムに参加するのも楽しいが、このようにゆっくりバカンスを楽しむのもまたクルーズ旅の醍醐味ではないかと思う。

イタリア船であるベリッシマには、カフェ「ジャン・フィリップ クレープ&ジェラート」がある。ランチ前だというのに、我慢できず立ち寄ってしまった。

「2スクープカップ($6.5)」

数あるフレーバーのなかから「ラムレーズン」と「バナナキャラメル」を選んだ。船内で食べたスイーツのなかで一番おいしかったのが、この店のジェラートだ。後日もう一度立ち寄ることになる。

ランチは「ライトハウス レストラン」へ行ってみることにした。11時30分の開店が近づくにつれ長蛇の列ができていたが、案内はスムーズで、見た目ほど待たずに席へ着くことができた。

「パン」
「ビーフカルパッチョ」
「フレゴラ・サルダ」

窓際の眺めがよい席につくことができ、ロケーションは申し分なかったのだが、3品の軽いコースにもかかわらず提供に時間がかかった。子連れの我が家にとっては少し相性が合わず、結果的にこちらでランチをとったのは今回のみとなった。

「林檎のクランブルパイ」

船内生活にも慣れてきたので、夫婦で交互に自由時間をとることもあった。今回は私のターン。ほんの1時間ほどだが、羽が生えたように軽やかな気分だ。ベビーカーがないだけで、階段も自由自在に使える。

免税店にはコスメなどがそろっている
ジュエリーショップ
ブティック

いろいろ見てまわりたいところだが、向かったのは「ジャン・フィリップ チョコレート」。

一粒単位で販売しているチョコレート
マカロンもショーケースに並ぶ

以前ベリッシマに乗船した友人からお土産でもらったチョコレートがおいしく、同じ種類のものをリピート購入した。カカオの配合量なども細かく記されているため、好みの甘さに合わせて選ぶことができる。

残り時間は一人でゆっくりコーヒーを飲もうと、チョコレートショップの隣にある「ベリッシマ バー&ラウンジ」へ。

「カフェラテ」

このラウンジではダンスイベントなどが頻繁に開催されているようで、あまり落ち着いて過ごせないかもしれない。この時も後から多くの人がやってきて、とても賑やかになってしまい、念願の一人カフェは少し不発に終わった。ゆったり過ごしたい場合は別のカフェを選ぶほうがよさそうだ。

この日は「フォーマルナイト」が開催されていた。ドレスコードを含むイベント情報は毎日配布される「デイリープログラム」に記載されており、フォーマルのほかにもホワイト、イタリアン、トロピカルなど、日によってテーマが異なるため、必ず事前にチェックしておきたい。

カジュアル船であるベリッシマでは、そこまで厳格な正装が求められるわけではない。それでも、夫はスーツを、私はドレスを持参し、娘も合わせてコーディネートを組んだ。

おめかししたが、本人はおもちゃに夢中で通常運転

船内では、多くの乗客が華やかな装いで記念撮影を楽しんでおり、どこか特別な高揚感が漂っている。大きなイベントは基本的に夜に行われることが多く、娘を連れて参加することはほとんどできなかったが、このようにテーマに合わせて装うだけで、家族3人で初めてパーティーに出席した日のような特別な思い出になった。

「ニコラフィアットブリュット($16)」

フォーマルナイトのディナーもメインレストラン「イル・チリエッジョ」で。もし、ドレスコードで盛り上がる場が苦手な場合は、カジュアルなビュッフェレストランで過ごすこともできるので安心してほしい。

「パン」
「チーズ入りカリカリのアーモンドブリオッシュ」
「クリームコーンスープ」
「トリュフとポルチーニ茸のフェットチーネパスタ」
「ロブスターテール」

フォーマルナイトということで、メイン料理にロブスターが登場。メインレストランでは、素材そのものを楽しめるこうしたシンプルな料理のほうが、個人的には好みだった。

「タルト・タタン」

近くのテーブルには、タキシードを見事に着こなした紳士的なおじいさまの姿も。日常から切り離された華やかな空気に包まれ、気持ちは一気に非日常のバケーションへと引き込まれていく。

旅の高揚感をさらに高めてくれる、クルーズならではの特別な時間だった。なるほど、フォーマルナイトには、こういう意味もあるのかもしれない。

ディナーを終えてデッキへ出ると、ちょうど空の端が茜色に染まり、美しいグラデーションを描いていた。

この時間、デッキでサンセットを眺めている人は意外と多くない。まだディナーを楽しんでいる人もいれば、船内アクティビティに向かう人もいるのだろう。けれど、せっかくの船旅だ。視界を遮るものが何ひとつない海の上で、ゆっくり夕焼けを眺める時間は、一度はぜひ味わってほしいと思う。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次