
0歳3ヶ月ベビーの旅行デビューに選んだのは、自宅からショートトリップで行ける淡路島。出産を経て、ホテル選びの基準は当然これまでとは違ってくる。赤ちゃんにとって快適なのはもちろん大切。でも、大人だって楽しむことを諦めたくない。そんな私が選んだ「ホテルニューアワジ ヴィラ楽園」の滞在記をお届けする。
「ホテルニューアワジ ヴィラ楽園」にチェックイン

「ホテルニュ〜ア〜ワ〜ジ〜〜〜」。関西在住であれば、一度は見聞きしたことがあるであろう、あの音楽。でも、実は訪れたことは一度もなかった。

一度は泊まってみたかった、ホテルニューアワジ。今回宿泊するのは「ヴィラ楽園」だ。この一帯には系列のホテル棟がいくつか並び、館内の通路で自由に行き来できるようになっている。エントランスで名前を伝えるとソファに案内され、まもなく女将さんが部屋まで案内してくれた。

露天風呂付き客室「朝陽の庭」

女将さんに案内されたのは、606の「芹」。それぞれの客室に名前がついているため覚えやすい。「朝陽の庭」は2022年以降にできた新客室で、中もきれいだろうと思い予約に至った。

露天風呂とウッドテラスを備えた「Type M」というカテゴリー。靴を脱いであがるタイプで、ベッドルーム、畳、ダイニングがそろったスイートルームは子連れ旅に最適だろう。86平米以上の広々とした空間が、くつろぎのお籠りステイを叶えてくれる。

予約の決め手となったのは、大きなダイニングテーブルで朝夕お部屋食がいただけること(部屋食指定プラン)。娘がいても周りを気にすることなく食事を楽しめるのは、子連れ旅デビューでの絶対条件だった。

ダイニングテーブルの片側はソファになっていて、抱っこやミルクの時間も負担が少なく、自宅と同じ感覚で快適に過ごすことができる。

また、希望すれば畳に布団を敷いてもらうこともできる。夕食後に準備をお願いしたところ、スピーディーに準備をしてもらえて助かった。



もうひとつの決め手となったのが、温泉付きの客室であること。洲本温泉の露天風呂を、気兼ねなく楽しむことができる。ウィンターシーズンの旅行として、温泉付きは完璧だ。また、シャワールームがあるのでベビーのお風呂も問題ない。自宅でも愛用しているリッチェルの「ひんやりしないおふろマットR」を持参すれば、普段通り洗ってあげることができた。


部屋の露天風呂意外に、系列ホテルの大浴場へ行くこともできる。温泉への行き来に使える浴衣以外にもパジャマも用意してあるので、就寝時も快適だ。



アメニティーも充実していて、淡路島の玉ねぎスープやドリップコーヒーも無料。


「ヴィラ楽園」専用ラウンジ

同じ塔の11階にはヴィラ楽園に宿泊しているゲストのためのラウンジがある。チェックイン後まもなく、私たちも立ち寄ってみることにした。


2つの部屋に分かれていて、無料のドリンクバーやお菓子が置かれている部屋に人が多く集まっている。




淡路島珈琲や淡路島牛乳のようなご当地ドリンクもラインアップ。また、小さなスイーツも用意されており、なかでも「鳴門金時物語」がおいしかったので、館内の売店で同じものを買って帰った。

ディナー「ヴィラ楽園 冬の島懐石」



お待ちかねのディナーの時間がやってきた。お部屋食を予約していたので、指定の時間になると、女将さんがダイニングテーブルにセッティングをしてくれる。メニュー表から選んだドリンクは、白ワインと、この日お勧めの日本酒。産後はじめての旅行に乾杯。妊娠期間中からずっと我慢していた、念願の旅行。約1年ぶりということもあり感無量だ。

蒸しアワビ、足赤海老、煮穴子、国生み豆腐、冬野菜取合せ。淡路島は、食材の宝庫だ。特にこの「国生み豆腐」は濃厚で買って帰りたいほどだったが、聞いたところホテル内で手作りしているようで、あいにく販売はされていなかった。この後も、食材を生かした、やさしい味付けの料理が次々と登場する。



一品一品、頃合いを見て、女将さんが料理を運んでくれる。

「冬の島懐石 とらふぐ」のコースを選んだので、てっちりがメインだ。自分専用の鍋で加熱しながら、少しずつ味わう口福な時間。


とろけるような和牛に、ふっくらと炊き上げた釜飯。「おにぎりにもできますよ」と声をかけてもらったが、余すことなくそのまま味わいたくなる一品だった。

ディナーがちょうど娘のぐずりタイムと重なってしまった。交互にあやしながらの食事となったが、プライベートな空間で周りを気にする必要もなく、また、女将さんもタイミングを気遣ってくれたこともあり、こちらもマイペースに味わうことができた。島の恵みに舌鼓を打ちながら、お部屋食のありがたみも噛み締めることになった。
目覚めの朝食は、お部屋のダイニングテーブルで

朝起きると、真正面にサンライズが。

楽しみにしていた朝食時間がやってきた。女将さんと挨拶を交わし、あっという間に大きなダイニングテーブルを埋め尽くしていく様子をひたすら眺める。

いつの間にか日は昇り、朝陽に照らされた海を眺めながらの優雅な食事となった。旅の楽しみの大半が「食」にある私たち夫婦にとって、このような時間は幸せそのものだ。
小さなベビーが一緒だと定刻に行動することがとても難しいが、お部屋食にすることでこの問題はクリアできる。子どものペースが最優先。そして親側の不安や負担をひとつでも潰すことが、自分たちも旅を楽しめるカギだと思っている。
ホテルの敷地をベビーカーで散策

今回のステイケーションでは一度も外へ出ることなく、ホテル内を散策した。「淡路夢泉景」の棟に入っている売店「花小町」は広くて明るく、ベビーカーでも入りやすい。お土産になりそうな食品が多く取り揃えられているので、ショッピングをしたい場合はこちらがおすすめ。


ホテルニューアワジ(夢大地棟)の売店「島じまん」は、もう少しコンパクト。フロントの横にあるので立ち寄りやすい。


キッズコーナーやゲームコーナーといった娯楽施設も兼ね備えている。

「ティーラウンジ 浜遊・ル・クール」は天井が高くて開放的。ケーキなど軽食をいただくことができる。立ち寄るつもりでいたが、客室やヴィラ楽園のラウンジの居心地がよかったので、今回は見送った。
ベビーのレンタル品と、便利な旅グッズ

ホテルニューアワジは、ベビー用品をレンタルできるサービスも兼ね備えている。


在庫の確約はできないため基本的には持参が間違いないが、あると便利なグッズが充実している。なかでも、ミルクの調乳に使えるベビー用のペットボトルウォーターがあらかじめ部屋に用意されていた点には、細やかなおもてなしを感じて感激した。


こちらは今回持参して便利だった、西川の「コンパクトベビーベッド」。ポップアップ式で軽く、簡単に持ち運ぶことができる。帰省の時などにも活躍していて、買ってよかったベビーグッズのひとつだ。

ベネッセの「抗菌加工の ふかふか 湯上りマット」も外泊時には必ず持参している。普段からお風呂上がりに毎日愛用していて、まだ寝返りのできない我が子の居場所を確保するのに十分なサイズ感。寝心地がよさそうで気に入っている。
子連れ旅は大変?それでも行く価値はある

ベビー連れでも安心して宿泊できた「ホテルニューアワジ ヴィラ楽園」。温泉も食事もすべてがプライベートな空間で完結し、子どものペースに合わせながらでも無理なく滞在を楽しむことができた。公私問わず、最近は外資系の華やかなホテルに行く機会が増えていたが、改めて日本のきめ細やかで安心できるおもてなしを受けて、その良さを実感する良き機会となった。
子連れ旅は無計画では難しく、頑張って情報収集に励んでいるママ・パパも多いだろう。下準備は大変だが、それでもやっぱり行く価値はあると思う。今だからこそできること、今だからこそ残せる思い出があるはずだ。この記事が、どなたかの旅計画の参考になれば嬉しい。
初めての子連れ旅、そしてベビーにとっても記念すべき初めての旅行。私の元に生まれた娘は、きっとこれから先たくさんの場所に連れて行かれるのだと思う。今後は子連れ旅もひとつの軸として、変わらず発信し続けたいと思う。

