【MSCベリッシマ】0歳子連れクルーズ乗船記[1]東京から一週間の船旅がはじまる

0歳ベビー連れ、MSCベリッシマ乗船記

2026年5月、0歳7ヶ月の娘を連れて、MSCベリッシマ「ゴールデンウィークに航く!西日本と韓国クルーズ7日間」に乗船した。幼い娘と一緒で不安もあったが、準備や下調べを念入りに行うことで、とても快適に楽しく過ごすことができた。この記事では、6泊7日の洋上ステイと韓国・済州島での半日観光の様子を、タイムラインに沿って詳しく紹介する。

目次

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関西在住の我が家は、安全策をとって有明のホテルに前泊していた。当日はタクシーで直行。難なく東京国際クルーズターミナルに到着だ。

見るからに小さな赤ちゃんが乗ったベビーカーを押していることもあり、プライオリティ乗船の案内を受けた。一連の手続きを経て、あれよあれよという間に船の中へ。

乗船後は「マーケットプレイス ビュッフェ」が多くの人でごった返すという噂を聞いていたため、スーツケースを抱えたままレストランへ直行した。乗客数5,000人を超えるゴールデンウィーククルーズ。ウェルカムブッフェを目当てに、すでに多くの席が埋まり始めていたが、その後さらに人が増え、会場はかなりの賑わいに。結果的にこの判断が大正解だった。

指定の乗船時間にもよるが、乗船後すぐにビュッフェで昼食をとりたい場合は、できるだけ早めに向かうことをおすすめしたい。

館内で手作りしている大人気のモッツアレラチーズも発見。常時提供ではないので、見つけたらぜひ味わっておきたい

客室はまだ清掃中で、事前にSGムービングで送った2つの荷物も届いていなかったため、しばらくはブッフェ会場で過ごすことに。スーツケースを受け取れたのは結局20時頃だったので、ミルクやおむつなど、赤ちゃんに必要なものはすべて手荷物に入れておいて助かった。

ミルクを飲んで上機嫌な娘。おもちゃも複数あると退屈しなくてよい
廊下にずらりと並んだスーツケース。預け荷物を受け取れるのは夜になることも

何度か客室へ清掃の様子をチェックしにいき、ようやく整ったことを確認。やっと部屋に移動することができた。

私たちの部屋は、14階の「海側バルコニー (視界不良)」。視界不良にもいくつかのパターンがあるようだが、そのなかでも見晴らしがよいほうだったのではないかと思う。

室内にはダブルベッドとソファ、カウンターテーブルがあり、一般的な中級ホテルと比べてとくに手狭さは感じない。一週間程度の旅であれば難なく過ごせそうだ。

シャワーブースはコンパクトながら、大人が使うにはとくに不自由さを感じることはなかった。一方で、沐浴スタイルとなる娘のシャワーには不向きだが、それは想定内。空気で膨らむバスチェアを持ち込んでいた。

また、事前にリクエストしていたベビーベッド(確約不可)も搬入されていたので、ひと安心。サイズ感も自宅で使っているレギュラーサイズに近く、いつもと同じような環境で寝かせることができた。なるべく安心できるよう、ベッドシーツとスリーパーを持参した。

ウェルカムファミリーのベリッシマでは、キッズ向けのプログラムも多く用意されている(さすがに7か月の娘には早すぎるが)。子どもに配られる識別バンドを足首に1週間つけっぱなしにしていたため、少し肌が荒れてしまいかわいそうだった。ただ、緊急時の安全を考えると、着用自体はしたほうがよいと思う。

避難訓練も終わり、ようやくひと息。やっと船旅をスタートさせる準備が整った気分だ。

夫がMSCボヤジャーズクラブのゴールド会員なので、スリッパとバスローブの特典があった

出港予定時刻は16時30分。早めにデッキへ出て、東京港の景色を楽しみながら出港を待った。少し風は吹いていたものの、5月の爽やかな空気が心地よい。この時期のクルーズは、とにかく過ごしやすく快適だ。

船尾のデッキから東京の街並みを眺める

しかし、いざ出港というタイミングで「東京港が天候の影響により封鎖されている」とのアナウンスが流れた。どれほど待機することになるのかは分からない。それでも、こうした場面でこそベリッシマのような大型客船の強みを実感する。

船内には多数の施設やアクティビティが用意されており、出港を待つ時間さえ退屈しない。そしてなにより、クルーズ船には他の交通機関にはない大きな特徴がある。それは、“自分の部屋がそこにある”ということ。出港しようが、しまいが、いつでも部屋へ戻って休めるのだ。子連れ旅として、こんなに安心できることはないだろう。

毎日配布されるデイリープログラムで「アウレアスパ」の無料抽選会があることを知り、参加してみた。

ラッキーな当選者は3名。イベント自体は盛り上がり楽しかったものの、抽選には思った以上に時間がかかり、当選確率も低いため、小さな子連れの場合は無理に参加しなくてもよさそうだと感じた。

ロゴ入りのグッズなどが手に入る「MSCショップ」に立ち寄った。

在庫が少ない商品は航海中に補充されないこともあるため、気になるものは早めに購入しておきたい。

狙っていたテディベアを購入した(選べず2つとも……!)
MSCダッグ。品薄状態で、翌日以降に見かけることはなかった

ちなみに、夫のMSCボヤジャーズクラブ・ゴールド会員資格を利用し、15%オフでお得に買うことができた(初回購入および50ユーロ以上の購入のみ)。

メインレストランでのディナーは、あらかじめ利用時間が決められており、クルーズ中は毎日同じ時間に同じレストランへ向かうことになる。私たちは「イル・チリエッジョ」の17時30分の回が割り当てられていた。

席も固定。初日に案内された874番テーブルを毎晩使うことになる
我が家は使わなかったが、ハイチェアも用意されている
キッズ用メニューも

ゴールデンウィーク期間ということもあり、17時台のレストランは子連れファミリーでかなり賑やかな雰囲気。乗船直後であれば時間変更のリクエストも可能なようなので、大人だけで落ち着いてディナーを楽しみたい場合は、遅めの時間帯へ変更するのもよさそうだ。

スパークリングワインで乾杯「ヴァルド プロセッコ DOC($9)」

今回は0歳連れということもあり、そこまで頻繁にお酒を飲むことはないだろうと判断し、ドリンクパッケージ(飲み放題)は付けなかった。そのため、ブッフェ会場で提供される基本ドリンク以外はすべて有料となる。

毎晩あらかじめ出されているパン
「温かい野菜ペーストとチーズのクリスピー生地包み」

メインダイニングでの食事の魅力は、複数のメニューからその日の気分に合わせて料理を選べること。前菜からデザートまで自然とバランスのよい食事になるため、船旅は意外と健康的なのかもしれないと感じるほどだった。

とくに0歳の赤ちゃんを育てていると、自分自身の食事はつい後回しになりがちだ。席に座っているだけで温かい料理が自動的に運ばれてくる時間は、それだけでとても贅沢に感じられた。

「ガーデンサラダ」
「ビーツのリゾット」

一方で、料理の味については「特別おいしい」という印象ではなく、全体的に海外客船らしい大味な仕上がり。メニューによって当たり外れもあるが、この日の食事ではリゾットが一番だった。

「メカジキのグリル」
「ザッハトルテ」

また、スイーツもブッフェ・メインダイニングともに海外らしい甘さとテイストが中心。個人的には、後日食べたジェラートが船内スイーツの中で最も印象に残っている。

船内では常にマザーズバッグを持ち歩き、ぐずった時などはすぐに対応できるようにしていた

約90分でコースディナーを終え、レストランを後にした。乗船直後は列ができていたクレジットカード登録も、このタイミングで無事完了。

娘も慣れない環境に疲れているだろうと早めに客室へ戻り、入浴させ、寝かしつけた。

いつも通り就寝が早い娘。夜間の館内放送で目を覚ましてしまうことが度々あった

大人も寝る準備を終えた頃、約6時間遅れでようやく出発のアナウンスが流れた。娘はすでに眠っており、客室も消灯済み。窓の外から差し込む夜景を眺めながら、静かに船が動き出す瞬間を迎えた。

水先案内人やタグボートが支えるなか、ベリッシマはゆっくりと東京港を離れ、次第にスピードを上げていく。遠くには羽田空港から飛び立つ飛行機の灯りも見え、その景色をぼんやり眺めながら眠りについた。

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